8-0で勝利しました。サッカーは改めてチースポーツなのだなぁと感じさせられる試合でした。
前半は、なかなかリズムが作れませんでしたが、後半はうまくスペースと時間を使いながら攻めることができました。
選手も、良い感触があるのではないでしょうか。
ストライカーの大本選手は、メディアに注目されているチームでも活躍していて、スター性を感じます。この試合、そんな彼のシュートの機会は格段に増え、今回はハットトリックの大活躍です。FWは点を取ってこそ乗ってきますからね、これから量産してくれそうです。
中盤の構成が格段に良くなりました。ボランチの松田選手が斜めの関係性を意識して、上手くトップ下との関係性やサイドハーフ、サイドバックと繋がっています。彼のポジショニング、サッカーIQには目を見張るものがありますね。
この中盤が整理されたことで石井選手の良さが生きてきました。アフリカ人並みの懐の深さ、確かな技術、高さもあって走るだけでダイナミズムを生み出します。連携も高い彼がたくさんボールに触れて捌くことでリズムが生まれる良い現象が出てきましたね!
下田キャプテンは、さすがの一言です。落ち着いている。ゴール前まで気をみてあがることができる。私にとっては、理想的なCBです。TRMから、中盤の構成に関わってくれて、チームに必要なものを提供してくるています。さすが、人材会社の社長ですね!
CBの鈴木選手のフィードボール。綺麗でしたねー!あんなまっすぐな軌道のボールが蹴れるのは、日頃からゴルフに勤しみ、芝を刈っているからなのでしょうか。ガッツもあるし、本当に助かる逸材です。応援に来てくださった方にも感謝です。
この試合、昌平高校から3名。良い感触です。阿部選手は、テクニックがあり相手を翻弄してくれます。得点も欲しかったかも知れませんが、焦る必要はありません。何よりチームにフィットしてきたことの方が大切です。両サイド、渡辺選手、二瓶選手も素晴らしいポテンシャルでした。社会人の当たりにも時間の経過と共に慣れるあたりは、さすが若い選手!オーバーラップや、コンビネーションが出始めた後半のプレーは、今後の可能性を無限に感じさせてくれました。
そして、今日はしばらくサッカーから離れることを余儀なくされていた小野選手が復帰しました。慶應ボーイのイケメン王子は、素晴らしい起点になってくれました。賢い選手だから、ミスは少なく、周りとの連携も良い。心も優しく、チームの民度を高くしてくれます。私は彼の成長を大事に見守りたいと思っています。
途中出場の樋口選手も素晴らしい活躍でした。彼の成長も監督として、しっかり見守り導いてあげたいですが、私の気持ちは伝わっているかなぁ。間違いなく良い選手ですから、これからもっとチームで活躍できるように、真摯に取り組んでくれるはずです。
ベテラン勢の遠藤選手は選手としてだけでなく、理学療法士としてフィジカルトレーナーの役割でも支えてくれました。試合では身体を使って前線でキープしたり、高い戦術理解でベンチからのミッションをもって投入されることが多い選手です。今回は展開的に前線にそのまま入りましたが、流れをさらに良くしてくれたのは遠藤選手のおかげでした。
そしてホームタウン生え抜きの仙台大学サッカー部のボランチだった後藤選手。素晴らしい活躍でした。監督の私からのミッションは、松田選手の素晴らしいポジショニングから生まれている良い流れを変えずに入ること。逆に難しいこのミッションを素晴らしくこなしてくれました。安定した技術、縦パスの質も良く、ホームタウンの少年団FC80のコーチ達も大喜びでしょう。地元の期待を背負ってぜひこれから大活躍して欲しいです。
そして最後に、ゴールキーパー。鈴木選手。素晴らしいスペックですね。スローイング、ポジショニング、ゴールキック、コーチング、素晴らしい。もっともっと彼の可能性を観てみたいし、チームも合わせていきたいと思います。カウンターを食らった場面、良くあそこまで我慢しました。普通のキーパーなら行ってしまうかもしれませんが、大きな身体と低い重心で、心を整え味方の戻りを待った。戻って身体を張った直也も素晴らしかったですが、キーパーが判断を間違えれば失点、もしくは事故が起こっていてもおかしくなかった。だからこそ、あそこで待つ判断が出来たことは、素晴らしいに尽きると思います。
今回の試合では終盤に中村劇場のステージが用意されました。あの時間、仮にもし負けていれば、パワープレイを仕掛けましょう。
昨日のイメージなら背の高い鈴木選手と石井選手、遠藤選手をFWに。阿部選手と小野選手がWGに。下田キャプテンと斎藤選手が中盤に。中村選手、樋口選手、後藤選手の3バックで3-2-5で放り込む。
最後のワンプレイではキーパーもゴール前まで上がってくるくらいの迫力ある演出も。
昨日はできませんでしたが、こうして皆さんが集まって、サッカーをしてくれることで、もっと深く、観ている人も、ハラハラドキドキ、ワクワクするような試合になるのだと思います。
長くなりましたが、今日は頑張ってくれた選手の皆さんをどうしても一人一人触れて書きたくて、このようなブログにしてみました。
選手の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
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